標的の夢の中に入り込み、アイディアを取り出したり植え付けたりする集団の頭脳戦を描いたノーラン監督のSF傑作。
2年ぶりくらいに2度目の鑑賞。ノーラン監督が『ダークナイト』の次に撮ったのが本作。他の作品も含めてこれだけクオリティの高い作品を送り出し続ける監督はやはり稀有だなと再認識。
正直言って話はスーパー難解で2回観た程度じゃおそらくあまり理解できていない。夢の中に階層があったり、その階層ごとに時間の進み方が違ったり、下の階層は上の階層に影響を受けたり、潜在意識の投影の話があったり、何やら小難しいルールや設定があったり、ひたすらに難解。けど、素晴らしいじゃないですかこの世界観！監督としてだけではなく脚本家としてのノーランの才能もずば抜けていると思う。これだけのロマンのあるアイディアをしっかり映像として表現する、その手腕にはただただ感嘆させられる。
はっきり言ってこの世界観に浸れるだけで僕は満足です笑 そうは言っても理解することを半ば諦めてしまってるのは勿体ないという自覚はあるので、また次回観るときはそこを意識して観ようと思います。
