ネギトロ

インセプションのネギトロのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.6
バチバチにかっけえ。もってかれた。

そもそも夢の中でアイデアを盗むっていうSF設定がかっこいいよね。それで夢の中だからやりたい放題で凄まじい画ばかり。

彼らがどんどん夢の深い階層に侵入していくのに僕らが同化する場面があり、彼らが幾層にも重なる夢の中でもがくのを僕らが俯瞰する場面もあり。この作品のメタに次ぐメタをみていると、作品内で重なるメタ階層がスクリーンを乗り越えて観者の次元までつながっているような気分になる。
激しい展開からのラストで現実階層に帰ってくるが、その勢いはとどまらずに観者の現実階層にまで到達しそれをも乗り越えかねない。すると、映画とはなにか。映画を観ている自分はなんなのか。そんな問いが立ち上がってくる。


超科学にワクワクするエレン・ペイジは最高。
2017-174
ネギトロ

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