あおい

インセプションのあおいのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.0
この世界は植え付けられた夢か、
夢に囚われた現実か、
潜在意識の深淵、答えはそこに…

クリストファー・ノーラン監督のSF。「夢」をテーマにここまで釘付けになる映画を作ってしまう監督に脱帽。

140分もあるボリューミーな作品やのに、細かいとこまで目を離してはいけないある意味すごく疲れる映画。疲れるけど、面白いし、新しい。

設定を頭で整理するのが大変やけど、あらすじを知ってしまうと面白さが半減しそうやから、まだ観てない人は「夢」がキーワードやねんなぁくらいの気持ちでみてほしい。その方が絶対楽しめる。

ありそうでなかった設定に、引き込まれるドラマが混ざり、さらに豪華なキャストが演じる。そこに独特の撮影手法も相まって観るものを掴んで離さない。監督の発想力が存分に発揮された作品やと感じた。

日本人が楽しく観れる要因に、渡辺謙があることは間違いない。ハリウッド映画でここまで日本人を活躍させてくれるなんてって思っちゃった。彼の勇姿をとくとご覧あれ。

絶対人を楽しませたるという意欲の詰まったクリエイティブな映画。こんな本気の映画を撮る監督が増えたらいいな。
あおい

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