MegumiShiba

インセプションのMegumiShibaのネタバレレビュー・内容・結末

インセプション(2010年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

主人公の過去との決別が重要なテーマ。ラストシーンでコマを最後まで見なかったのは、自分の中で過去と決別しており、この世界が現実である事に納得感を持てているからか。つまり問題は虚構か虚構でないかではなく、自己満足の問題か?
最初に見たとき、普通にコマが回り続けていると思って、全てはサイトーに仕組まれた罠で、彼によってまた新たな夢の世界に入れられてしまったのかと思った。これであくまで約束は果たしている。
しかしサイトー自身がそこまでできる余裕のある状況ではないから違うか!となった。
てかサイトーについてもっと知りたい。
2回目にコマがどの程度グラついたか見たい。
あのお父さんが重要な役割をしていそう。そもそもの取引の目的は詳細は明かされていないが、主人公が前に進めるために最初から仕組まれていた裏設定などがあったら面白い。
主人公がサイトーを助けようとしていたとして、もともといた虚無の世界からサイトーを探し出したとしたら、海で目覚める意味がよく分からない。
となると、一度虚無から脱出してその後また虚無へ落ちた事になるが、そしたらそこが虚無だと認識できている事が疑問。
年齢の差もよく分からない。
現実だと認識しているかしていないかの違いなのか??
その解釈はあまり好きではないのでやはり、虚無の世界にいた時間、と考えたいが、となるとまた上記の問題にぶつかる。
コブとモルも、虚無の世界で、一緒に年を取ってシワシワになっていた、そういう描写があった。しかし電車で自殺するシーンは若い。これは演出上の問題だと思うが…。
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