あおや

インセプションのあおやのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.7
物語の舞台は人の潜在意識たる【夢】。
その潜在意識に潜り込み、対象のアイデアを【抜き取る】凄腕産業スパイのコブとその相棒アーサーにある日危険な仕事の誘いが舞い込む。それは対象の潜在意識に侵入しアイデアを【植え付ける】というもの。ある目的を叶えるため、その危険な仕事を引き受けたコブは実力者揃いの仲間と共に対象の夢へと侵入する。しかし、権力者である対象は特殊な訓練を行っており潜在意識を武装化させていたのだった。潜在意識下での手に汗握る攻防の連続。ミッションを達するため、主人公達はより深層の部分(夢の中の夢の中の夢…)にまで入り込むことになる。

・各層でそれぞれ異なる時間軸
・夢から醒め、一つ上の階層に戻ってこれる唯一の方法【キック】
・夢か現実かを判断するためのアイテム【トーテム】

ここでは列挙しきれないほど、ディテールまで綿密に練られたルールによって作り込まれた複雑な世界観がとにかく面白い。登場人物のキャラ立ちも申し分なく、壮大なストーリーがあのラストへと帰着していく流れもとても良かった。

トーテムは回り続けたのか?
はたまた止まったのか?
夢なのか?現実なのか?

まさにクリストファー・ノーランに外れなし。ただただその“発想力”に脱帽だ。