03

インセプションの03のレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
3.8
なんか前見た時より遥かに面白かったのでびっくりしてしまった。なんでだろう。話について行くのに必死で、ディテールまで気が回らなかったからかな?
しかし本当に全てを装置みたいに映画の中で使って行くから本当に面白い。時間すらエンターテイメントへとねじ込んでしまう豪腕さとアイデアにはため息が出る…。
ノーラン監督は海の撮り方がとても独特だと思う。荒々しく打ち付ける波も、砂まみれの浅瀬も、泡に満ちた砂浜も、全てまるで手ずから作ったかのように、自分のフィールドにおさめてしまう。海とか時間みたいな自由な存在を自分の側に持ってきて、その瞬間のために、そのシーンのために、監督が操作しているように見せてしまうので、そこがスケールの大きさを感じさせる所以なのかなー。
マクロな問題が提示されながら、ミクロな家族単位まで視点が収縮して行くというベタな展開なんだけど、シチュエーション自体がかなり突飛なのでむしろそのベタさがスパイスになってて良かった。時間も空間も全てが捻れたあべこべな世界で語る愛が一番ロマンチックだよね…。