インドネシアで起こった大虐殺を、加害者本人に演じさせるドキュメンタリー映画
大量虐殺をした当人は、ショッピングモールで買い物したり、下世話なネタで笑いあったりしている
針金やナイフで拷問して殺害を繰り返していたのに
殺人は罪になるが、大虐殺は罪にならない
映画内で、殺された共産主義者が自分たちに感謝しているような描写を喜んだり、アクターになること自体に喜んでいて、本質に目は向けない
というより目を向けることが出来ない
「自分のやったことは仕方のないこと、
やるしかなかった」
この映画を観て、このコメントを聞いて思うことは、そんな非人道的なことをしておいてという怒りと恐怖です。肯定なんて出来ない
でも、彼らの行為は彼らの責務だけじゃなく社会全体の問題である
怪我したアヒルに対して、孫たちにたしなめるシーンへの違和感など、考えされられます
自分が今いる時代は、全てこういった歴史も含めてその上で成り立っている
こういった史実を知っていくことが大事なことのように思いました