劇中の再現映画のコミカルさと実際の惨劇のギャップが作品の不気味さを更に引き立ててる。
正義を振りかざす人間の方がタチが悪いという事。そして、自分が思ってる正義の足場なんて意外に脆いって事、を改めて実…
絶対的に許されない行為をしておきながら、今は普通に暮らしている殺人者を見ていると、世の中こんなものなのかな、と思ってしまう。
また、色々な歴史的局面において同様の行為が行われ、それを経て現在の社会が…
1960年代に実際にインドネシアで行われた「赤狩り」(共産狩り)の実行者に、当時の虐殺の様子を再現して映画にしてもらう。
この一文でもう勝ち。
ドキュメンタリーとは言え、ある程度シナリオ通りのド…
悪意はどこにあるだろう。それは壁一枚隔てたすぐ近くにあるかもしれない。
見終わったあとの衝撃が凄すぎて、正直面白いのかどうかもわからない。採点どころじゃない。
でも恐らくこの映画のラストの、あの音…
レンタルDVDで鑑賞。1960年代のインドネシアで華僑や共産主義者を大量殺害した加害者側に、そのときの模様を映画にしないかと持ちかけ撮影したドキュメンタリー。
加害者は国の英雄的扱いで、当人たちも…
インドネシア本国でタブーとされているスハルト政権による9月30日事件を取り上げたドキュメンタリー。加害者達による寸劇や証言が終始異様なムードで進行します。本作を観て民兵組織があれだけの権力基盤を今だ…
>>続きを読む© Final Cut for Real Aps, Piraya Film AS and Novaya Zemlya LTD, 2012