シネクスー面白映画発掘人

ボーグマンのシネクスー面白映画発掘人のレビュー・感想・評価

ボーグマン(2013年製作の映画)
2.5


アレックスファンヴァーメルダム監督のオランダの作品
(正確にはベルギーとデンマークの合作)。
そして父になるや藁の盾の世代にカンヌのパルムドールを争った作品。


#マザー! や#聖なる鹿殺し のような
いわゆる家庭介入系映画ということで
個人的には大好物なジャンルと思って見始めた作品。
TSUTAYA等のレンタルにない作品なので、
アマプラ土日セールでみかけ、手を出す。

今年の頭大ヒットだった#パラサイト のような豪邸が舞台なのかー
と思って見始めたら、割と展開もパラサイトに近め。

ただ、他の家庭介入系に比べると結構残る謎が多い作品。
ジワジワと進行していき、始終ハラハラが続く感じ。



冒頭の一文から少しSFチックなトーンなのかと思いつつ、
それが言及されないまま話は進む。
あのゲータレードみたいなドリンクなのか、
ボーグマン達の特殊能力なのかわからないが、
人に取り入るのがうまく、サラーっと身内に取り組んていくのは
不思議なところ。

背中の手術?も結局明示はない。
(監督も観る人に委ねるとコメントしてるみたい。)



そう考えると不快な家庭介入系に特有な映画への没入度は
比較的少し浅めな方かな?
という感じ。

とはいえ、格差社会への言及、富裕層への投げかけ的な部分は
色々なシーンから伝わってくる作品に感じた。

上記のような家庭介入系映画をつい見てしまう方、
ジワジワとリアルに緊張感が続く映画が観たい方、
是非オススメです!