おおたくん

自由と壁とヒップホップのおおたくんのレビュー・感想・評価

自由と壁とヒップホップ(2008年製作の映画)
4.5
パレスチナ初のヒップホップグループの誕生から始まるドキュメンタリー映画。
警察からの弾圧や犯罪が横行するパレスチナのガザ地区の現状をラップで歌う若者達。生きる希望や夢をパレスチナの子供たちに与える心優しいラッパーの話でよかった。
2pacやnotoriousBIGを聞いた英語のわからないパレスチナの人たちが、母国語で手探りでラップするのがとても面白かった。歌詞のネタもガザにいると尽きない。
ラップでお金を稼ぐことは出来ないのに、彼らの両親は「いい行いだからいつか実る」と、音楽活動を全面的に応援していて感動した。周りはいい人ばかりなのにガザ地区の人間というだけで警戒され、身動きが取れなくなるのは見てて悔しい
おおたくん

おおたくん