リタ

ドン・ジョンのリタのネタバレレビュー・内容・結末

ドン・ジョン(2013年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

監督脚本!エンドロールで驚いた。
意外な役だったから余計に。

こういう役やりたかったのかなー。
意外ではあったけど話し方も歩き方も表情も、
低所得家庭育ちぽさが出ててうまかったけどねー。
ジュリアンムーアのこと、好みなのかなー。


分かりやすいしテーマも軽くて良い映画じゃん。
「俺のポルノはお前のラブコメと一緒じゃ!」
には確かに。と思った。

何年か前に、生身の女を必要としない若者が急増中ってネットニュースでみた。

エロが手軽でその上沢山の中から好みを選べて
欲求を満たせるから、らしい。

この主人公は女に不自由していない分、重症。
女を欲望を満足させるモノとしか
見てないんだよね。

でも、本気で好きになったスカヨハに
同じ様にモノとして見られてたと分かって初めて、
自分を省みることができたのだよね。

「一方的」って意外と気付くの難しい
素直な彼に、
優しく教えてくれるオバサン(笑)がいてよかった。


ストーリーは大したことないけど見せ方が上手い。
軽薄なものは軽薄に、綺麗なものは綺麗に、
大事なシーンはちゃんと抑えてる。

テンポもいい。

あと、主人公の心の移り変わりに応じて
ルーティンが次第に変わっていく様子が
とっても見やすい。


彼女いない→スカヨハ→振られる→ジュリアンムーア

ポルノ : 見る→こっそり見る→めっちゃ見る→見ない

車の運転 : 荒い→荒い→流血沙汰→穏やか

学校 : それなりに行く→言われたから行く→辞めようかな→辞めずに行く

ジム : 聖書誦んじながら筋トレ→同伴で行くが聖書暗唱キモがられる→行かない→いつもと違うグループメニューやってみる

友達 : 遊ぶけど女遊び優先→無視→無視→女遊びせず友達と仲良く遊ぶ

教会 : 遅刻ギリギリ→同伴で行く→遅刻→家族で一番最初に到着


一言しか話さない妹、ブリーラーソンだったんだ。
かっこよかった。
私も主人公と一緒に「ありがと」って言ってた笑

スカヨハパートが長くて。
ジュリアンムーアのパートが短い。
短い映画だからもう少しオバサンとのイチャイチャ見てやってもよかったですけど。

ジョセフ・ゴードン=レヴィットのいくまえの切ない顔がめっちゃ可愛いな。

ジュリアンムーアに借りたDVD見てなくね?
リタ

リタ