しらす

ホドロフスキーのDUNEのしらすのレビュー・感想・評価

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)
4.5
私の決断にはYESしかない!
DUNEが予算がつかず、制作中止?
もちろん‥イエスだ!!
映画史における重大事件。

「ホドロフスキーのDUNE」

ドゥニさんのDUNE公開される前に、これは復習しとかないとね!
不思議と元気の出るドキュメンタリーです。

「エル・トポ」などのカルト映画で有名なチリ出身の映画監督、ホドロフスキーが70年代にDUNEを制作してた頃のドキュメンタリー。
結局、映画の制作は途中で中止されてしまうんだけど‥その熱量たるや!

DUNEを作るために、
「魂の戦士」を集めるんだ!
というホドロフスキーの宣言通り、もの凄い濃いメンバーが集まる。
ジャン・ジロー(メビウス)、サルバドール・ダリ、ミック・ジャガー、H・R・ギーガー、オーソン・ウェルズ、ダン・オバノン他いっぱい。漫画か!

70年代らしく、ドラッグカルチャーどっぷりなのも面白い。というか、DUNE自体がやっぱりドラッグカルチャーなんだよね。
魂を拡張する香料とかね。
LSD?

制作中止の憂き目にあったのに、メンバー全員が生き生きと、あの頃の思い出を語るのがね‥なんだか感慨深くなります。
そして、衰える事ないホドロフスキーの眼光ね。チャンスがあれば今からでも撮る気なんでしょう。

現在、ホドロフスキーは92歳。
ご存命です。
ドゥニさんのDUNEを観るのでしょうか?

そしてリンチ版DUNEを観たホドロフスキーの感想はいつ観ても笑える。
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