ドーナッツ

ホドロフスキーのDUNEのドーナッツのレビュー・感想・評価

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)
4.5
実現しなかったホドロフスキー監督作品DUNEの制作の裏革で何が起きていたかをホドロフスキーや当時のスタッフとのインタビュー形式で綴った作品。
ホドロフスキーの映画愛をこれでもかと感じられた90分だった。いや、自由奔放すぎか?笑

構想を具現化していく話、仲間を集める話、制作する上でのこだわりの話、資金調達の話、デビット・リンチ監督の作品がコケる話、どれも熱く語っていておもしろかった。特にデビット・リンチの話はとても楽しそうだった。(本人が黒歴史って言うぐらいだからね)

実現しなかった数々のシーンがその後多くの映画で使われている話(真偽はさておき)は、最近松濤美術館で観た建築家の白井晟一のアイデアが実現しなかったそれと似ていて感慨深かった。
映画はたとえ撮れても編集でカットされてしまうこともあるから形として残るってすごいな、改めて思った。編集については映画大好きポンポさんでの葛藤シーンが思い出された。

こっちを先に観てからシャラメのDUNEを観ていたら、全然違ったかもしれない。この手のドキュメンタリーはほんとおもしろい。