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ホドロフスキーのDUNEのwmのレビュー・感想・評価

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)
3.9
「未完の大作」と言われたアレハンドロ・ホドロフスキー監督のDUNEを巡るドキュメンタリー。
完成しなかったDUNEの緻密な計画のみならずホドロフスキー作品の特徴を交えながら、ホドロフスキーの映画やDUNEへの真っ直ぐな愛を上手に伝えていたと思う。
彼がDUNEの構想について話している時のキラキラした目、理解しない人々への怒り、インタビューを見ていて子供のような人だなあと思った。子供のような感性を持ち合わせている彼だからこその今までの作品、そしてDUNEだったのだろうと。
彼の最終的なDUNEへの向き合い方も、まるで映画の幕が閉じるように綺麗に納得していてドキュメンタリーでありながら感動すらした。

ホドロフスキー作品はサイケデリックアートっぽくてとても観てみたいと思ったし、完成しなかったDUNEも後世へ繋がる大きな一歩だったんだなぁ。
彼の新作の『リアリティのダンス』観たいです。
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