ktr

トム・アット・ザ・ファームのktrのレビュー・感想・評価

4.4
歪んだ共依存関係が非常に恐ろしいサイコスリラーだった。
現実逃避を続ける暴力的な恋人の兄、日々の不安と息子を亡くした悲しみに襲われる母親、そして恋人の喪失感とゲイとしての罪悪感を抱える主人公。どのキャラも狂気をはらんでいた。
怖ければ怖い程この映画の評価は上がるんじゃないでしょうか。

薄暗い画面が不穏な雰囲気を強調してたり、牛を引きずるシーンが兄の残虐性を伝えたりとしっかり映像で語っていて好き。
衣装とエンディングで2度もアメリカにはウンザリだって言ってたのは意味深だ。単純にUSAジャンパー着てる野郎とはおさらばなのか、あの環境を自由を謳う資本主義国アメリカの不自由さと重ねたのでしょうか。