山本愛生Iもっちゃん

トム・アット・ザ・ファームの山本愛生Iもっちゃんのレビュー・感想・評価

3.6
グサヴィエ・ドランの『トム・アット・ザ・ファーム』驚くほど説明がない余白の多い作品。亡くなった恋人の男性の故郷に行くと、母は自分の存在を知らず、彼女がいると思っていた。そこで出会う暴力的な兄との不穏な関係性、続く緊迫感とトムの生煮えの感情。何を映すか以上に、何を映さないかで語る。