このレビューはネタバレを含みます
画の構図もセリフも上質。
トムがゲイである情報を伝える描写がまったく無いので、細かく観て読み取る能力が要る。あらすじを見れば一瞬で分かるけどね。
アレな母親の存在、ド田舎、長男の立場などの要素がどれもフランシスの歪みに繋がっているんだなと納得できてしまう。
言う気の無い弔辞を言わされそうになったり、母親の機嫌をとっていたり、口を裂かれてスマイルみたいな痕が残った人だったりと、全体的に居心地の悪い取り繕った感じを描いている。
アメリカシャツとか露骨なエンディング曲からして、アメリカ(というかキラキラ都会)に対するコンプレックスって残酷だよな〜と。
まぁ正直、どんな感想を持ったらいいのかよく分からん。でも良い映画だ〜。