阿呆

トム・アット・ザ・ファームの阿呆のネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます


僕たちは、愛し方を学ぶ前に、嘘のつき方を覚えた。
この、あらすじ好きです

亡くなった"ギヨーム"の葬式に訪れた"トム"の前に現れたのはギヨームの兄"フランシス"、そして彼は弟の恋人を"サラ"だと母親に嘘をついていた

トムの弔辞
「今の状態はまるで僕自身の一部が死んだのと同じ。僕はどうしても泣くことができない、頭の中から抜け落ちてしまった。"悲しみ"という概念が...。今、残された者が君のいない世界でできるのは、君の代わりを見つけること。」
オープニングで青い文字で書き募るシーンはとても美しく、募られたこの言葉も詰め込まれていて凄く好き
そんな彼のこの言葉も、フランシスが母親に嘘をついていることを知り、彼もまたその嘘に強制的に乗って、恋人サラの言葉だと母親に伝える
あーーー、辛い、辛い辛い辛い!!!!!!

兄フランシスはとてもバイオレンス
でも、愛していた者と同じ声、そして同じ香水、そして必要とされることで、滞在を伸ばし続ける
最終的には"サラ"を巻き込み、そのハンサムはトムを追い出して...っつーのが、は~ーー!!くそったれ~ーー!!!!
ダンスシーンの官能さがやばいです

でも死んだことで愛する者の家族を知っていくトム
突然出ていったというギヨーム
バーの記念日にギヨームが好んだ男から「あんたの弟について微妙な話が」と言われた瞬間、口を引き裂いたフランシス
そんな諸々があった後のギヨームを愛したトム、きっと愛し合ったトム
なんで25歳で死んでしまったのか、んなもんトムが一番知りてえわ!!!!!!

フランシスが弟のことをどう思っていたのか、母親に嘘をついて母親と自分の世界を守っているというのも結構謎
すっげーサイコパス、弟の葬式にきた男を追い返したり、母親に弟の事実を隠したのは事実で、こんな調子だと母親に弟が同姓愛者だって真実を明かそうとした度に殴ってるし、弟のことを知った人を排除してるし、ヤバい、ほんと

思い返すほどにウワッウワウワッて思って文章が長くなってしまう
もっかいみたいです!!!面白かった!!!
阿呆

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