前日に作ったスパイスをたっぷりと入れたキーマカレーを食べながら鑑賞。気がつくと眉間にシワが寄っている。そのくらいの緊迫感。たまに生唾を飲み、こわばる体を頭のどこかで感じながらも夢中で観入ってしまう。
ベールで隠されたものの大きさではなく、覆い隠されてる事実が不気味。次の瞬間には手のひら返ししてくるDVというものに嫌悪感。抗いながらも侵食されて見事に染まっていく過程も気持ち悪い。でも、全部合わさると恐ろしく気持ちいい。
カレー粉は使っていない。1つ1つのスパイスの香りが複雑に絡み合って、なんだかまろやかにさえ感じてしまう。各々が思い描く愛で塗り固められた素晴らしいホラーにも思えた。ごちそうさま。
ドランおかわりしたい。