ナツミ

罪の手ざわりのナツミのネタバレレビュー・内容・結末

罪の手ざわり(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

大きな構造の中に閉じ込められて、自分の人生を生きたいのに抑圧されてしまったもどかしさや悲哀がある、もう取り戻せない感覚になる。かなり沁みるものがある。
4人が追い詰められていってたどり着いてしまう結末を、最後あの画面で締めくくるというのは、すごく重い...ストーリーも人物の表情もすごく重いのに、なんか放心するくらいキレイなシーンも多い。「花火を打ち上げる」って言って銃を空にぶっ放すシーンすごく好き。あと雨に打たれるちいさい仏像とか、蛇女がティッシュくれたりとか。
マリアの絵がうろうろしてたり、リンゴがでてきたり、そういう演出も画面的な意味でけっこう好き。
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