666

NOの666のレビュー・感想・評価

NO(2012年製作の映画)
4.7
映像綺麗すぎてずっと観ていたい!
しかも面白い‼︎
ストーリー、映像、俳優、全てハマりまくり満たされまくり。

80年代、チリの独裁政権を非難する圧力を受け、政権の信任を問う国民投票を実施、Yes派とNo派でのテレビCM合戦。
「No」CMを作成するがフリーの広告マンのガエル。
YES派の出来レースとされていたが、ガエルの作るCMによって国民の心がNO派に集まっていくストーリー。

映像がアナログカメラで撮ったような画質で、光が強く入ってくるのだけど、対象物の極が虹色みたいに映るのが、もう好み過ぎて好み過ぎて。。
エンドロールの俳優の画像もその画質に合わせた様な虹色でお洒落なんです‼︎

この映画だからこの撮り方なんだろうけど、この撮り方の映画をもっと沢山観たい。映像が本当に好き過ぎた。

しかもガエルの役もカッコ良いのです、、
皆の反対を押し切って自分の考えを通すのだけど、見る側の心の動きを把握している事に迷いが無くて、超スマート。
言葉ではないのだけど、引いて見れてる、分かってる男感出まくり、カッコ良すぎる。
個人的にはスペイン語+髭のガエルがめちゃくちゃ好みだから、この映画の感じの好き具合に重なり、見つけてしまったヤバいやつ、、と興奮しまくりました。
(非常に個人的にヤバい映画、一般論では無いかもです。)

この監督の他のも観たいし、ガエル熱が復活してしまいそう。



2回目鑑賞

同じ発色のロイヤルブルーの小物使いが本当に綺麗。
赤の小物と青の小物のバランス良し。
アナログ画質に強い光がやっぱりめちゃくちゃ綺麗。
綺麗な画面にリアリティのある政治の話っていうバランスが良い、これがお洒落ストーリーならここまで好きにはならなそう。
進み方とペースもなんか良いんだ。。

監督の両親は政治家らしい。
実話なのだけど、このCMを作った人は本当に凄い、国を変えたのだから。 

軽く流し見するつもりがガッツリ再鑑賞してしまった。
スコアは多分3.7くらい。好き過ぎて4.7です。
666

666