ぐりんでる

7番房の奇跡のぐりんでるのレビュー・感想・評価

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
4.2
〜〜
ただ、娘のイェスンのためランドセルを買ってあげたかった主人公、
その手助けをしようとしたある少女との間に最悪な偶然が重なり悲劇が起こる。

そして無実の罪で収監されることになった主人公は、イェスンと離れ離れになる現実を受け入れられず…
〜〜

涙を流すことは心のデトックスと言うように、かなりのストレス解消になるって言うし、
この映画は泣けると評判でもあったから、いつかは見ようと思っていた映画。

そして観た😎感動し心穏やかにしたくてね

始まりから眉間あたりの血管がぶちぶちと切れていくような胸糞と、胸をギャウっと締め付けれる辛い展開。

と思ったら、まぁ嫌な状況に変わりはないんだけど、意外とハートウォーミングで結構ほっこりする場面も多い、そしてなかなかコミカル。それとちょっとファンタジック。

プリズンブレイクから殺伐さと緊張感と短気なゴリラとか殺傷能力高い変態とか設計図タトゥーを引いたような獄中ライフ☺️

あぁ、プリズンブレイクもう全然関係なかったね

 まぁ状況は悪いままだけど、主人公の屈託のない純粋さイェスンのあまりの可愛さに、囚人や刑務所の職員も照らされていき、ちょっとあり得ない状況ではあるけど心温まった。なんだか楽しそうだし。刑務所だけども。

そんなあったかさは深刻でシリアスな話の中の救いでもあった。でも、そのまんま終わるはずないんだよなぁ〜

失った辛さの行き場のために何かを恨みたくなる気持ちもわかるけど、あまりにも理不尽、こんなことがまかり通っていいはずがない。そもそも最初から嫌なクソ野郎ではあったが。

主人公の父ちゃん、何を謝る必要がある、、ただ娘のためにランドセルを買ってあげようとしただけなのに、あまりにきつい。


この映画、ヤクザ映画の合間に感動したくて見たと言ったけど、大感動作とか事前に知ってしまうと、やっぱりどうしても身構えちゃうんだよなぁ〜〜🙄

それでも泣けた。よかった目的は果たせた😭😭
言い方は悪くて申し訳ないけど暴力的に感動させられた。
泣くまで何度も何度も、正確に涙腺を打ち抜いてくる。ガードしてもガードごと崩しにくる圧倒的パワーを持っての攻撃…

こっちはもう泣いてるんで勘弁してくれない?と言ってるのに(言ってないけど)、なおも攻撃は止むことはない、、完膚なきまでに叩きのめしにきてるが、そこにあざとさと言う隙を見出してしまった俺は一瞬、踏み耐えかけた。

ところが、そこに澄んだ瞳で真っ直ぐにこちらを見つめる視線を感知した……

……なにあれ…天使!?🤔

それは、たくさんの愛情を受け、どんなに辛い時でも真っ直ぐにひたむきに父を信じ戦うイェスン大人モード。その想いにも心打たれたけど、かなりタイプな美人で結局俺は落ちた。

怒りを覚える悲劇、親子の愛と仲間の絆、辛さと温もりの両方から胸が鷲掴まれた映画、涙腺パンチというより握り潰され続けてバシャっと破裂したかのような涙だった。水風船みたいに。

こんなこと許されちゃいけない……


涙も落ちたが、もう一つ落ちた。

恋に。パク・シネ🥰