AKI

7番房の奇跡のAKIのレビュー・感想・評価

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
3.5
ただただ、カルソウォンちゃんに泣かされる映画。
冒頭を見るとおよそ悲しい結末なんだろうな、と想像しているので、そんな希望を削ぎとった状態で見るのが非常に辛かった。

幸いにも軽いタッチで描かれるところも多いので、かろうじて見ていられるけど、カルソウォンちゃんがアッパ~!って泣くたびに条件反射で涙が溢れます。

しかし全体的にツッコミ所が多すぎて、粗めのマンガを見ているようでした。

いくら韓国でも証拠もないのに強姦罪は無理だし、長官の娘となればなおさら捜査のスピードよりも正確さのはずだし、むしろ強姦されて殺されました、という調書より事故の方が親は辛くないはずだよね。その線を潰すってありえるんすか。
と、そんな疑問と冷静さを抱えたまま見てもカルソウォンちゃんの笑顔と泣き顔で心は洗われます。

因みに元となった事件は10才児への性的暴行の容疑をかけられた牧師(当時カラオケ店経営者)の冤罪事件のようで、再審で嘘の自白を強要したとして2.5億の賠償金が確定するも、消滅時効とやらで1円も支払われないとか。元となった事件は30年経ってもなお係争は終わらず正義を貫く事の難しさを物語っています。こちらのリアルな映画化もしてほしい。