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7番房の奇跡のkのレビュー・感想・評価

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
3.8
はい、卑怯。

こんなの泣くに決まってるじゃんかぁ!

子供×知的障害の父親×片親×冤罪ものって、泣かせる要素がこれでもかと詰まってますよね。これは卑怯。

で、その上で気になっちゃうのは、検察庁が悪者で、囚人側が正義的な描かれ方が、ちょっと極端すぎる構図かな、と。本来の立ち位置は、みなさんご周知の通りで、なおかつこのご時世、検察庁といってもあまり良い話を聞かないわけですが、それでもかなりの罪を犯した囚人たちを、さも善人のように扱うのもいかがなものかと。最終的にはみんな罪を償ってるし、フィクションでファンタジーだからいいかな。

本作のリュ・スンリョンの演技は、本当に良いですね。しかし、個人的ベストは、オ・ダルス!この人は本当に韓国きっての個性派!脇役といえば、この人かユ・ヘジンといったところ。
暴力団員という役どころながら、完璧にコミカルを取り入れた演技。本の良さもありながら、憎めないキャラクターは素晴らしい!
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