小泉堯史(雨あがる・阿弥陀堂だより)
原作 葉室麟(はむろりん)(散り椿)
直木賞
10年後切腹を命じられた男を監視する。
その日暮らしから名付けた『蜩ノ記』
切腹の原因となった事件を追う
一日一日その日を大切に生きる。死ぬ日が決まっているからこそ、毎日、確かな手ごたえを感じながら生きる。自分は一日の終わりに確かな手ごたえを感じているか。自分にも最期の日があるはずなのに。戸田秋谷が守りたかったものは何か。藩か、自分か、武士道か、大殿への忠義か、自分の職務か、家族か、友情か。
「歴史とは鏡」自分は後世からどのように語られるのか。
自分に恥じない生き方。