危険な関係の上海十月のレビュー・感想・評価

ホ・ジノ監督が描くラクロ原作の本作。「八月のクリスマス」が傑作であるのにだんだん凡庸になっていくのはなぜだろうか。チャン・ツィイーが貞淑な未亡人となっていてはまり役なんですが、恋愛の駆け引きと感情の揺れ観たいのに上手くいっているとはいえない。「春の日は過ぎ行く」みたいな作品を撮るほうが向いている監督なんだと大作向きの人ではないですね。

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