幕のリア

FLU 運命の36時間の幕のリアのレビュー・感想・評価

FLU 運命の36時間(2013年製作の映画)
2.9
アシュラのキムソンス監督、前作パンデミック物。

SARS発症時の香港に住んでいました。
事態が沈静するには三ヶ月かかり、その前からおかしな咳をする人が多かった記憶があります。
日本出張しても医者の検査を受けて陰性の書類を持参しないと出勤もさせてもらえない。
本社から送られてくるマスクは百均に置いてあるような安物。
街を行き交う人は全員マスク。西洋人の中にはガスマスクを装着している者もいて、さながら映画のような光景でした。
排水口から菌が蔓延するケースがありチョロチョロと水を流せば安全、日本人や韓国人は納豆やキムチ常食により感染率が低い、など色々な噂が流れたものです。
それ以来、手の消毒や人混みでのマスク着用など自然とおこなうようになりました。

さて本編ですが、キムソンス監督本人は内容に納得していないとの話。
アシュラに繋がる要素はあまり感じられないが、おそらく制約の多い中で撮ったであろう本作の反動がアシュラの過剰に過剰を重ねる演出に繋がったのでしょう。

感染者の処理現場は壮絶。
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