ドント

FLU 運命の36時間のドントのレビュー・感想・評価

FLU 運命の36時間(2013年製作の映画)
3.6
2013年。致死率100%に近い鳥インフルエンザに感染した密入国者が韓国・盆唐に侵入、おぞましい速度でパンデミックが起きてえらいことになる特大パニック映画。
主人公はまだマシながらヒロインの女医やその娘、議員から軍人まで大人も子供もみんなして悪手やヤバい手を打ちまくり対応は後手後手、市民も行政側も無秩序と混沌と暴力にまみれ、非情と無慈悲が炸裂。ついにはとんでもねー事態に発展し逆方向の完全試合を達成。最後こそ奇跡的に上手くいって何とかなるがここまであらかた下手こいてくれれば逆にすがすがしい。喜怒哀楽のドラマにサスペンスにパニックに米国との関係のアレさまでむりくり詰め込んで強い火力で煮込んだ逸品。「お前いっつもいるなおじさん」ことユ・ヘジンの唯一軽薄な存在感が光る。
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