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蝋人形の館のRのネタバレレビュー・内容・結末

蝋人形の館(2005年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

自宅で友人1人と。

2005年のホラー映画。

監督は「エスター」のジャウム・コレット=セラ。

あらすじ

フットボールの試合観戦のため、スタジアムに向かっていた主人公のカーリー(エリシャ・カスバード「俺たち喧嘩スケーター2 :最後のあがき」)とその友人たち。道中のキャンプで車が故障したため、近くの町に向かうカーリーたちだったが、そこには怪しげな蝋人形の館があった…。

何で見たか忘れたけど、評判が良かったので鑑賞。

これ観て気付いたけど、何だかんだ最近ジャウム・コレット=セラ監督作を短いスパンで観ていて、気付けば彼のフィルモグラフィで観ていないのは残すところ、最新作の「トレイン・ミッション」のみだ。早く観たい!

戻って本作の話。

話の内容はスタンダードなホラーものの様相なんだけど、興味深いのは主演キャストが「24」のジャック・バウアーで一時期人気を博したエリシャ・カスバードとお騒がせセレブのパリス・ヒルトン(「ジェレミー・スコット 人を仕立てるデザイナー」)と、何となく公開当時の話題性を重視したかのようなチョイスなのが、面白い。

また、他の布陣もカーリーの彼氏のウェイド(ジャレッド・パダレッキ「13日の金曜日」)、パリス・ヒルトン演じるペイジの彼氏、それに加えてカーリーの強面兄貴とその友人のビデオ小僧といったカップルプラス2の少々変わった構成。

特にカーリーの兄貴役のチャド・マイケル・マーレイ(「レフト・ビハインド」)演じるニックが良いキャラしていて、不良気質ではあるんだけど、後半になるにつれて、彼氏のウェイドを差し置いて主役級の活躍をしてくれる。ここら辺も一連のパターンを崩した姿勢があって、新しいものを作ろうとする心意気に好感が持てる。

あと、やっぱりなんといってもこういう作品の肝である殺人鬼がまた良い。今作の殺人鬼は「テキサスチェーンソー」と同じく「家族ぐるみ系殺人鬼」、ボー&ヴィンセント(ブライアン・ヴァン・ホルト「わたしに会うための1600キロ」)のシンクレア兄弟。元々は結合双生児と生まれた兄のボーと弟のヴィンセントなんだけど、仮面をつけたまさにホラー然としたヴィンセントが実は大人しくて、兄のボーが粗暴という冒頭のシーンを逆手に取った構成による意外性が楽しい!!まぁ、ヴィンセントもなかなか殺りおるんだかな!

その2人による殺し方がまたえげつない。

恐ろしいのは、死なないと思っていたパリス・ヒルトンによる結構悲惨なワンキル。

これにより、誰が死んでもおかしくない状況下となり、一気にスリリングになった。(そういう意味では目つきの悪さが性格の悪さに直結してそうな印象がよぎるパリス・ヒルトンを配役したのは正解かも)。

他にも、ビデオ小僧の首チョンパがあったりと登場人物の死に様は得てしてショッキング!!

でも、1番酷いのはカーリーの彼氏のウェイドな。生きたまま、蝋人形にされてそのコーティングされた蝋から皮膚を剥がされるって、しかも動けない状況でそれをただ見てるしかないって、もう考えただけで「いやぁー!!」となる(ビデオ小僧もそうなること分かれよ!!)。

終盤はカーリー&ニックの兄妹コンビ対シンクレア兄弟による双子対決といい、最終決戦による崩れ去る蝋人形の館といい、なかなか新鮮な展開の連続で、ホラー映画としてのセラ監督の新しいことに挑戦しようとする心意気が充分に伝わった!!

やはり、初期作品のこの頃から、セラ監督は信頼できる監督さんなんだなぁと改めて実感するような作品であるだった。

「トレイン・ミッション」も楽しみ!!