『カムバック!』を見てからクリス・オダウドにハマっている。あちらのオダウドさんはクズ野郎でしたが本作はナイスガイでした。
60年代に実在したアボリジニのガールズグループ「ザ・サファイアズ」を描いた本作。完全にノーマークでしたが、なかなかの拾い物だと思いました。オーストラリア先住民を扱った映画ってそこまで数が無い気もする。
モデルになったサファイアズのみなさんが美人!普通、こういうのって逆なんですけどね(失礼)全体的には楽しめたし役者も悪くないですが、ストーリー面は少し弱いかも。
キング牧師の報道が出てきますが、アボリジニの差別と公民権運動をあまり絡ませてくれなかったのはちょっと残念。ラストは差別問題と言うより恋愛面で落とされたのも少し拍子抜け。戦地の巡業もあっさりめだっかな。
自分はあまり邦題に文句をつける方ではないですが(Easy A→小悪魔はなぜモテる?!は別)邦題は普通に『サファイアズ』でいいんじゃね。ソウルガールズて。
文句も多くなりました。ただ月並みな言い方ですが、音楽の持つ力は偉大だし国境も超える。見ている我々も劇中の人々のように勇気を持てる。この映画も私達に鼓舞する力を与えているのではないでしょうか?
音楽の歴史には疎く譜面も読めない自分ですが、やっぱり音楽物の映画は大好きです。