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胸騒ぎの恋人のAMayTのレビュー・感想・評価

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)
4.9
”唯一の真実は愛の衝動だけ”

うーん。

私はたぶん…
'恋みたいなもの'に夢中になってただけ

あー。

'恋愛'っていう概念を愛してただけ

よくいる。

私の嫌いな人種。
”恋に恋してる”を良いように言っただけじゃないか。
1番理解できない。
ついこないだまで彼氏に振られて泣いてたのに、ケロッと次の彼氏作っちゃうような人。
しかも、学生の間ならまだしも大人になってからもそんなんだなんて、情けない。

フランシスの壁の印がなんなのかずっと気になってて、せっかく振られてかわいそうだと思ってたのに、今まで好きになった人の数だと知ってショック。
マリーと一緒じゃん。
かわいそうなんて感情吹き飛んだ。

2人が彼に恋したなんて、開始5分で分かる。

”どん底に落ちた時は黙ってタバコに火をつける。見なくて済むの、煙が隠してくれるから。イヤなことを”

マリーの演技の上手さったらない。
彼女の考えてることは、表情で全て分かる。
分かりやすい。
肌が綺麗じゃなくて、なんだかそこがすごい良かった。

3人で別荘に遊びに行った時に、ニコラはマリーに”愛してる”という。
マリーは彼に、フランシスにそれを言ってしまうと”そういう風に”想像してしまうと伝えるけど、その時の彼は”そういう感情”がすごく面倒くさそうに見えた。

ニコラは広く”深く”仲良くするタイプで、マリーとフランシスが自分に恋をしてるとは思っていない。
誰もを愛すし誰からも愛されるけど、”恋”はしない。
たまたま2人が”お気に入り”なだけ。
みんなを愛してて、嫌いな人なんかいない。と自分に言い聞かせてる気がする。
ヘラヘラしてるけど、実はいろんなことを考えてそう。
彼ってとんでもなくかわいいけど、面倒くさそう。

”愛してるなら見つめて
いつも失望させられるのは
君が僕のように見つめないこと”

彼は、ずっと見つめ続けているのに、見つめ返してくれない誰かのことだけに”恋”をしていると思う。

ニコラと彼の母親のダンスシーンは目に悪い。青髪の人造人間。←
”マイ・マザー”と同様、絡むシーンはやっぱり観やすくて美しい。