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胸騒ぎの恋人のScreen7のレビュー・感想・評価

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)
4.1
"もう二度とあんな風に人を愛せない"
瞬きするのが惜しいと思うほど、美しい映画だった。色と音楽の使い方も、ズルイくらいお洒落。甘酸っぱい三角関係にギュンとさせられました!キュンじゃなくてギュンね。ニコラの甘くて妖しげなオーラは魅力的だよねぇ。近くにいても何故か遠く感じる、あの追いかけたくなる魅力…。
好きな人の好きなタイプに近づきたいという気持ち, 何気ないことで感じるときめき, 周囲の人への嫉妬心, 過去の自分の行動・言動への苛つき…などなど、恋の酸いも甘いも詰まっていて、見ていてすごく楽しかった。後半のマリーのヘプバーン意識が分かりやすくて可愛い。
誕生日パーティーにいたデジレのことを"ブレードランナーの娼婦"って言ってたの、絶妙すぎて笑った。笑

ドラン監督、この当時21歳って…。今の自分と同い年で、こんなステキな映画作れちゃう人いるんだって、心から感心した。彼の他の作品も観てみたい。
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