Rocko

胸騒ぎの恋人のRockoのレビュー・感想・評価

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)
4.3
再鑑賞。
以前観た時はそれほど面白いと思えなかったのに、今回は違う視点でかなり面白かった。親友同士が同じ男の子を好きになってしまう三角関係のお話ですが、前観た時はスローモーションの多用でダラダラしてるのが好きじゃなかったんです。1作目と続けて観たら監督が調子に乗ってきた感じでアーティストになり切ったかのような変態カメラワークと直球な音楽の入れ込み方に笑えてきました。バッハのチェロとBang Bangが同居して仕上がるセンスってちょっと考えられない。
この映画はオシャレなのかダサかっこいいのか微妙なラインを突いてくる。

1人の男の子を巡っての駆け引きや嫉妬心とセリフも面白くて原語が理解できないのが悔やまれる。マリーのヴィンテージポップなファッションからインテリアや絵画と視覚的にも楽しめて、ドラン演じる恋するフランシスがひたすら可愛い。
マリーが他の女の子に嫉妬するセリフで「ブレードランナーの娼婦?」ってのが前日にブレラン観てたから笑ったわ。監督絶対この映画好きでしょ。これはグザヴィエ・ドランにしか撮れないラブコメでしょうね!


●2020年134作目●
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