Sinamon

それでも夜は明けるのSinamonのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.0
これは“奴隷制度”という大義名分を得た瞬間、人間は同じ人間に対してどれほど非人間的な行動を取れるのかを暴いた物語であり、同時に、12年もの間、「いつか夜は明ける」と信じ続けた男の希望が、絶望の暗闇に打ち勝った奇跡を私たちに体験させてくれる、感動の物語です。
家族と幸せに暮らしていた男が、突然、財産も名前も奪われ、奴隷にされてしまいました。妻と子供たちに再び会うために、彼が生き抜いた11年8カ月と26日間とは──? 実話だからこそ、<生きる>想いに魂を揺さぶられる、衝撃の感動作です。

奴隷制度がまだあった時代の黒人奴隷たちの過酷な人生を描いた映画です。

日常的に平然と奴隷に対して行われる体罰などが描かれており、拷問するシーンでは首を紐で縛り木に吊らされて首が締まるシーンや皮膚が裂けて血が吹き出るほどムチで打たれるシーン等は目を覆いたくなり、とても衝撃的で、とても苦しかったです💧

とにかく重くキツイ映画ですが、知るべき事実がたくさん詰まっている映画なので、この映画は目を背けてはいけない映画だと感じました。

亡くなってしまった奴隷仲間を歌でお悔やみをするのですが、その歌声も心に染みました😢

ソロモンは運良く解放されましたが、残された奴隷達の事を思うと胸が苦しくなりました。
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