SHIDOU

それでも夜は明けるのSHIDOUのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.0
甘っちょろい感動、観客のカタルシスの解放は、この映画にはない。

ズシンとくるショッキングなシーンのあと、深呼吸が必要になる、文字通り息を飲む、そんな場面がいくつもあった。

そして終わりには、周りの観客のすすり泣きがいくつも聞こえてきた。

差別という感情の恐ろしさよ。
心を奪われる支配のおそろしさよ。

邦題が原題とまったく異なるが、捉えようによってはよいタイトルと言える。

良くも悪くも、なにがあっても、それでも夜はあける、あけてしまう。

無常感ただよう、重たい話である。
SHIDOU

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