立花リッカ

それでも夜は明けるの立花リッカのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.1
日本人だからあまり馴染みがないけれど、白人黒人の歴史に興味があったのと、実話というので鑑賞。
白人が黒人を奴隷として売買していた時代のお話。
自由黒人の主人公ソロモンがある日突然拉致されて、奴隷になってしまう…そこから12年間の壮絶な奴隷生活を描いた映画。
自由黒人っていうのも初耳でした。
とにかく痛々しい。
度々の、苦しい心情を悟らせるかのような長回しシーンに心がズキズキ。。
雇い主の虫の居所が悪いだけで黒人を罰すし、天災すらも黒人が起こしてるのだとアホみたいに騒ぎ立てるんだから、もう何も言えねえ…
アメリカの歴史的に黒人(オバマ氏)が大統領になったことが、どれだけ凄いことだったのかよくわかった。
劇中に出てくる白人の殆どが外道なんだけど、一人だけめっちゃイケメンの善人が!と思ったらブラピじゃん…ズルい!本当好き…ってなりました 笑
ともかく、人種関係なく絶対に知らなくてはならない、そして忘れてはならない歴史だと思った。
いや歴史というより、昔ほどじゃなくても今もまだ根強く偏見があるんだろうな…
偏見って、白人、黒人だけの問題じゃない永遠の問題ですね。
立花リッカ

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