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それでも夜は明けるのmihiroのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.0
原作は1853年発表、ソロモン・ノーサップの 「Twelve Years a Slave」。
黒人のソロモン・ノーサップが、白人に奴隷とさせられていた12年間を映画作品にしたもの。
「自由黒人」という扱いの主人公が、拉致されて、金持ちの白人に奴隷として売り飛ばされて、そこで起きた差別を描写した作品。

「奴隷」というものを、深くは知らないまま鑑賞したが、かなり残酷な内容だったと思う。
邦題がポジティブだと感じたので、いつかは胸の奥に詰まったものが吐き出せる、と勝手に感じていたが、最後の最後まで晴れませんでした笑
生々しく描写されているところも多く、ただ現実に起こっていたことは、もっと悲惨だったのだと思う。
一つ勉強になった作品でした。

2013年に公開された映画で、多分色々物議を醸した作品だったのでは、と思います。
ただ氷山の一角だと思う。

どの国も同じような道を歩んでいるな、と考えさせられる作品でした。
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