自由黒人であるソロモンが二人の男に拉致され奴隷生活を送ることになってしまう話。
こんなにも奴隷制度について真っ直ぐな作品ないと思う。
見ていて辛い瞬間の連続。息つく暇もない。
こんな出来事が本当に昔に起こったのかと思うと色々考えさせられます。
そういった意味では、スティーヴ・マックィーン監督は、とんでもない作品を作ってしまいました。
終始リアルすぎて映画を見ている感じがしなかったです。
とくに拷問などのつらいシーンでは、必ずと言っていいほど撮影を長回しにします。
それが音楽もなしに淡々と叫び声と共に続きます。
こんなに見ていていい気持ちがしなかった拷問シーンは初めてでした
そして出演しているキャスト全員がキャリア史上最高の演技をしていました。
マイケル・ファスベンダーなんて好きだったのに嫌いになりそうです(笑)
この映画は一応ハッピーエンドを迎えます。
しかし、個人的に完璧にはハッピーになれなかったです。
と、いうのもこの映画は見方を変えればハッピーエンドを迎えていない気がするんです。
そうやってあれこれ考えさせられます。
見終わった後も完璧なんだなと思える作品でした。
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[この映画のBest俳優]
キウェテル・イジョフォー
[脚本面]☆☆☆☆
[映像面]☆☆☆☆☆
[ストーリー性]☆☆☆
[オススメ度]☆☆☆☆