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それでも夜は明けるのchipのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.7
アカデミー賞受賞作品。
BSでやっていたので…鑑賞。


こういう名作は、観なければ…と思っていた時期があって。
でも、黒人奴隷の話、
辛いに決まっている、
暗いに決まっている、
気持ち落ちるだろうな…って。

なかなか手が出なかった。

「ミリオンダラーベイビー」
「プレシャス」
も同様。


今は、観なければいけない作品なんて、
自分の中ではありません。
観たいか、観たくないか、
その選択だけで。
年齢とともに、ゆる〜くなりました、^ ^


ミリオンダラーベイビーとプレシャスは、
一昨年、気負いなく観ることができました。良い作品でした。


さて、この作品…
やはり辛い話ではあったけど…
観て良かった。
見るに耐えなかったら、チャンネンを変えればいい、そんな軽い姿勢がよかったのかもしれないけど…

ポールダノが演じる農園の監督や、エップス農園主、酷いヤツだった。
執拗にムチをふるう彼らの目は、いってしまっているようでした。
ムチ打たれて、ヘビの皮のようになった黒人たちの背中…家畜同様…
ルピタ・ニョンゴ演じるパッチーが、ムチを受けるシーンは、目をそらしてしまった、酷い…家畜以下の扱い…
黒人たちを品定めするときに、丸裸なのもショックだった。


自由黒人、という言葉を初めて知った。
これは誘拐、拉致ではないか!
知識も教養もある彼が、自分の名前を捨ててプラネットと呼ばれ、長年奴隷生活をするが。。
ラストに名前を取り戻す、ソロモンと。
良かった、
ありがとう、プラピ!

でも、あとに取り残されたパッチーや他の奴隷黒人たちの目が…とても哀しそうだった。。
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