とくちゃ

それでも夜は明けるのとくちゃのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.0
「自由とはなにか?私達には分からないのかも知れない」

1841年、事件は起こった。
20年後に奴隷制度を巡って勃発する南北戦争より前、奴隷制度が南部で法的に認められていた時代である。
主人公である、奴隷制度が無い北部在住のソロモンは南部の奴隷商人の策略により、拉致される。
そして、12年間奴隷として彼は過ごすことになる。

時代を背景とした奴隷制度を赤裸々に描かれており、見るものを呑み込むものがあった。

人はいつも自分より下の存在を探す…それは当時も現代も変わらないであろう。
私達に出来ることは、繰り返さないことである。
彼がそう願ったように。

「弱さ、それは全員が抱えているものである。それが滲み出てしまったとき、人は暴力に支配される。」
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