それでも夜は明けるの作品情報・感想・評価

それでも夜は明ける2013年製作の映画)

12 Years a Slave

上映日:2014年03月07日

製作国:

上映時間:134分

3.8

あらすじ

「それでも夜は明ける」に投稿された感想・評価

差別というより「運や宿命」、「暴力」には抗えない恐怖を感じさせられた。

悔しいけど人は「生まれた時代」、「場所」、「環境」によって人生の苦楽や幸や不幸はほぼ決まってしまう。

現代においてもアフリカでは飢餓や貧困にあえぐ人達がいて、中東ではテロや爆撃、拉致に怯えて戦々恐々と暮らす人もいれば、欧米の金持ちの2世はバカでかい家に住み高級車やクルーザーを乗り回して贅沢三昧な生活をしている人もいる。日本もバブル期には豪遊できたが、今では質素な生活を強いられている。こういった努力ではどうしようもない運というものに人生を大きく左右される不条理な現実にはやるせなくなる。

基本的に金持ちの子供はずっと金に不自由しないし、貧乏人の子供はずっと貧乏である。成り上がりの成功者は一握りであって、大半の人間は生まれ育った生活レベルと同程度の生活をし続けることになる。嫌だなぁ~。
奴隷達も奴隷から抜け出す手段や知識も無いから一生奴隷として扱われ先祖代々孫末裔までずっと奴隷なのだ。

主人公を除いて奴隷達が暴力や不当な扱いに対して反抗もせず黙って耐えているのを見て「学習性無力感」という実験を思い出した。
これは回避困難な電気ショックを繰り返し与えられたイヌは、回避できる電気ショックを与えられた場合でもその電気ショックから逃れようとしなくなるという実験結果である。
つまり自分がどんなに努力しても苦しみから逃れられないと学んでしまい絶望し無力感に陥り、逃げるための努力をすることもできなくなる状態になる。
奴隷達もこの状況に陥っている。(そりゃ肉が抉られる程ムチで叩きまくられたら恐怖で服従せざるを得なくなる)ナチス強制収容所の囚人達も同様だ。

暴力は人を無力化し、判断も思考も意志も削がし操り人形にしてしまう。

仕返しが怖いという理由でいじめやDVから逃れられない人達も大勢いるわけだし、人を支配するには暴力が最も有効で手っ取り早いため、暴力による支配は世界中の至る所でこれからも変わることなく行われ続けるのだ。

やっぱり金と暴力が最も強大なパワーを持ってるんだなぁ。嫌だなぁ~。
リ

リの感想・評価

3.6
黒人なら奴隷になってもいいなんて制度が定められてた時代。自分と何ら変わらない同じ人間に対して、あそこまで見下せちゃうはのすごい。肌の色でその人の価値決めちゃうとか、冷静に考えなくても頭悪すぎてもはや笑っちゃうレベル。肉がエグれるまで鞭打ちしたり、日常的に殺人レベルの行いをしてて昔の人はストレス溜まってんな短気だなーって。今みたいに娯楽とか無いし、世界が狭いからあそこまで偏ってしまうんだろうか。飛躍するけど、選択肢があるって大事だなと感じる。

あと、自由黒人の存在を初めて知った、、

ブラピ出てくるわベネディクトカンバーバッチ出てくるわで豪華だし、マイケルファスべンダーの顔が良すぎるんだよなあの顔だいすき
ふみや

ふみやの感想・評価

3.4
これが現実に起きていたと考えると、今の自分たちがどれだけ幸せか、改めて実感させられた

自由になることを諦めている奴隷たちの中で、希望を捨てなかったソロモンの強さに感動

映画としては満足のいくものではなかったけど、こんな事実があったということは知っておくべきことだと思う

そしてこの先ずっと、世界中の人ひとりひとりが自由に暮らせることを願う
Kanoryuu

Kanoryuuの感想・評価

3.2
しんどい。
内藤

内藤の感想・評価

3.5
主人公が「俺は元々自由黒人だ!
ここにいるのは間違いだ!」
と奮闘する度に、
逃げ場のないその他の奴隷達が
浮き彫りになってつらかった。
皆そこにいるのは間違いなんだよ。

ブラピが製作に回っているので
登場するのも致し方ないが、
急にキラキラしたブラピが現れて
「法は変わるが人の真意は変わらない」
なんつー名言を残して
主人公を救って去っていくもんだから
拍子抜けてしまった


ここからは蛇足とネタバレ。

当時黒人奴隷は高価な資産。
相場は今で言う何百万〜何千万。
(勿論労働に不向きな体型だったり
歳を取りすぎているともっと安い)

あれだけ綿花摘んでるパッツィーまで
感情的にボロクソ鞭打っちゃうなんて
こいつ仕事出来ないマンか?と
思ってしまった(⌒-⌒; )

この映画を見ていると
当時の人々が奴隷のことを
所有物として認識していた事がよく分かる。
鞭をふるわない主人が優しい訳ではない。
奴隷(=仕事用の機械)に興味がないだけだ。

それに南北戦争を経て奴隷解放宣言をしたリンカーンも、奴隷の人権を守る為にした事ではない。
南部にいた黒人奴隷を低賃金労働者として
北部に導入したかっただけである。

差別や憎しみが根強く残る訳だよね。
損得主義にも程がある。
U

Uの感想・評価

3.7
今年6本目。
全体通してポジティブ感のないショーシャンクの空みたい感じでした。
inada

inadaの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

重い。主人公は最後 自由黒人に戻れるが、それ以外の人達は……
Lilly

Lillyの感想・評価

3.7
実話だから、余計に見るのが辛かった。
奴隷制度の酷さが、これでもかと言うくらいに出てきて、苦しくなって、録画してたから途中で、休憩入れたくらいよ。
主人公が首吊られてても、解除できなくて見知らぬフリしなければいけない仲間の姿に、愕然とした。手を差し伸べて助けるとことさえ、許されないんだね。

人間って、差別する相手にはどうしてあんなに冷酷になれるのか?
エンドロールの、其の後の話にも、悔しい思いが込み上げてきた。
LS

LSの感想・評価

3.0
げ、激重………
タイトルが希望的だから、午前休の日に軽い気持ちで観始めてしまった……後悔しかない…………

カンバーバッジおまえ、子供買うたれよ‼親と一緒に子供も買うたれよ可哀想やろが‼!!と観ながら叫んでしまった
エンドロールでも、まじかよぉおおおふざけんなよぉおおおはぁぁああああ!!!????!?と叫びました。はい。

やりきれない、本当にやりきれない。
人として守るべき当然のものも守れない。
人間はこんなにも簡単に間違えることがあるって、忘れちゃならんね。
正義は貫けなければ正義ではない。

劇中何度か出てきた『なぜ絶望する?』という言葉が刺さりました。
自分が手を離さなければ、魂の誇りを他人に奪われることなど決して無い。
そうだけど!そうだけども!!こんなの絶望して当然だよ……!!!
皆よく生きた……

劇中歌にもグッときました。
ジャズの生まれはここですものね。
魂の勝利の歌だ。

意義深く大切な映画だね。
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