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富江 アンリミテッドのhideharuのレビュー・感想・評価

富江 アンリミテッド(2011年製作の映画)
2.6
2018.1.21 DVDを再見。
前にも書きましたが「ハロウィン」は創刊号から読んでました(2〜3年間)。「富江」こそ伊藤潤二が同誌の新人賞で入選した記念すべき作品です。

しかしマンガの方もリメイクを含め続編が幾つかあるようですが映画はもう伊藤潤二の手を離れて勝手にドンドン製作されてるようです。関連のあるものもあるようですがほとんどが単独の映画だと思います。本作も続編ではなく単独作品で「富江」の原作を借りながら伊藤潤二の他の作品のイメージも投影されているようです。

井口昇監督作品にしては割とおふざけが少な目で真面目な取り組みをしている作品だと思いますが突拍子もない展開は伊藤潤二と井口昇のコンビネーションのなせるところかなと思います。

既に富江の再生と復活の繰り返しの時点で訳わかりませんが、それが加速して行くという期待させる展開なんですがやはりラストがイマイチだったかなと。
結局は何だったのかよく分からないし投げやりな感じがしました。もう少し脚本の段階で何とかならなかったのかなと悔やまれます。

こちらは「富江」9作目となり、今のところ最後の映画化ですがネタ切れの映画界ですからまたそのうち再映画化とかありそう。そしたらまた見ますよ!
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