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チャイルド・プレイ 誕生の秘密のRのレビュー・感想・評価

4.1
6作目ともなると、僕のチャッキーへの愛は確固たるものとなっており、また今回も監督がドンマンシーニだと知り、大変ワクワクしながら見始めた。過去2作はサイコーにノリのいいコメディだったので、本作もその流れかと思いきや、初期に近い純然たるホラーテイストが戻ってて、さらにワクワク! 夫を亡くして心を病む母と足が不自由で車椅子の娘ニカがふたりで住む一軒家に、ある日、チャッキー人形が送られてきて、その直後、お母さんが二階から落っこちて謎の死を遂げる。ニカの姉一家がその家を売る算段でそこにやって来る。彼らがお泊まりをする一晩が、チャッキーの恐怖の殺戮の舞台となる!という非常にシンプルな展開なんだけど、まずみんなのキャラ設定が面白い。ニカの姉バーブには夫と娘がいて、娘のためにシッターのジルを雇ってる。で、しばしば旦那がジルに気のある素振りを見せるのに、鋭い視線を送るバーブ。だが、彼女には夫の知らない裏の顔が…。ってのと、ニカは足は不自由だが何でも人に頼らず自分でやってのけ、そんな妹をしきりに助けてやろうとしながら、実は見下したところがチラホラ見られるバーブ。前半はその辺りの事情がじっくり描かれて、チャッキー自体はそれほど出てこない。ただ、常にチャッキーの存在が意識されるようには演出されてて、さっきまでそこにあったのに突然消えてどこからともなくまた出て来たりを繰り返し、なかなか本性をあらわさない。それが逆にものすごく不気味。しかも今回のチャッキー、ふつうにツルツルの人形なんやけど、顔の雰囲気が変わってて、前よりニッカリ感が気持ち悪いし、表情歪めたときがイヤーな感じやなーと思ってたら、後半は前作までのイケメンチャッキーが帰ってきます。殺害の仕方はどれも素晴らしく、特に神父さんの首どゔぁーと、おっさんのアゴざくぅーは思わず早戻しして何度も鑑賞。さて、いったい一家の誰が生き残れるでしょーか、てな感じで、最後までしっかり楽しめるホラーになってます。最後はまさかのあの人が出てきてびっくりするよ! だいぶ年とったねー。で、見終わってエンドロールでビックリしたのが、ニカを演じてる女優、魅力的ではあるがちょっと変な顔してるなーと思ってたら、何とチャッキーの声やってるブラッドドゥーリフの娘さんやん! パパも魅力的ではあるが変な顔なので、遺伝なんやなー。とか思ってたら、エンドロール後に更なるびっくりが!!! まさかのまさかのアイツが出てきて、えっ! えええええ!!! ってなりました。元気に暮らしてたんやねぇ。感動で涙が😢 本作はもうだいぶ最近のやし、Blu-rayなので、映像もCGもシャープで美しく、音楽いい感じなので、その辺も含め大変楽した。かなりいいシリーズっす、チャッキー!
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