このレビューはネタバレを含みます
ミストラヴァースさんとお父さんの関係性が一番印象に残りました。ダメ男をやらせるなら、コリン・ファレルがぴったり。
酒浸りの感じがこんなにしっくり演じられる人がいるのでしょうか。ほんとにいい俳優さんと思います。
内容については子供の頃の両親のやりとりや、落ち込んでる姿は子供ながら不安になり、理由が分からないし、子供なので見守るしかない自分の無力感に絶望する様子うまく表現されていたと思います。そういう経験をした人はそう簡単に人に心は開かないのも当然だと感じました。「あんたに何がわかんのよ?」って。でも、ディズニー氏が自らの過去をトラヴァース氏伝えた時、相手の心を開くのには、自分も自分を開示することが必要かと思いました。
だから、メリーポピンズも一般的な児童小説で終わってないのだかなと思いました。
音楽も素晴らしい。
他の方も書いているように、メリーポピンズをもう一度みたくなります。そして、また泣くという。こんな背景があったのかと思うと涙が止まりませんでした。