なんとかしてメリーポピンズを映画化したいウォルトがトラヴァースの頑固さに振り回されるお話…と簡潔に書くと語弊が生まれる。
ウォルトはビジネスとして映画化を遂行したいわけではない。
トラヴァースも単なる意地悪をしているわけではない。
二人にはそれぞれの想いがあり、それぞれの立場などは関係なく素の自分で向き合っているのだ。
トラヴァースの物言いや頑固さにイラっとくる人もいるだろう。
だが、時折見せる隙や表情にどこか憎めない暖かさもあるのだ。
感動や笑いどころにもメリハリがあり、観た後の満足感は大きい。
本編を観終わった後に聴くトラヴァース本人の肉声にも、自然と笑顔にさせられる魅力がある。
運転手や周りの登場人物とのやりとりも心があったかくなります。
見どころの多い映画です…ぜひメリーポピンズと一緒にご覧下さい♪