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大統領の執事の涙のwatarihiroのレビュー・感想・評価

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)
4.3
セシル・ゲインズは幼い時、両親と共に綿花畑で奴隷として働いていた。だが父親は奴隷主に殺された事をキッカケにセシルはハウス・ニガーとして雇われた。そして生き延びるためホテルのボーイ、その後大統領の執事になる。70人の大統領に仕え、ケネディ暗殺、ベトナム戦争といった出来事を間近に見てきた。結婚し、子供二人に恵まれるが、長男は白人に仕えてる執事という仕事を恥ずかしく思い、大学進学を機に家を出て反政府活動に参加。そして次男は国のために戦う事を決意し、ベトナム戦争に参加する、、、。

執事としてのストーリーだけでなく、彼の家族との衝突も見所。空気の様に仕えてた執事だけど誰よりもアメリカの歴史の変化を見てきた人である意味偉人です。でも歴史に翻弄され続けて人でもありました。

ケネディ暗殺、キング牧師、血の日曜日、ベトナム戦争といったイベントが多数出てきて、ちょっとした教科書みたいな作品でした。歴代の大統領演じた、ロビン・ウィリアムズ、ジョン・キューザック、アラン・リックマンといった豪華俳優陣で見応えありました。

フォレスト・ウィテカーが演じるセシルは常に戦いばかりでした。オバマ大統領の当選は相当意義のある事だと改めて認識する事が出来ました。
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