このレビューはネタバレを含みます
タイカ・ワイティティ脚本、監督作。
1980年代のニュージーランドの田舎町が舞台になっているので彼の少年時代の思い出も少しは入ってるのかな。ニュージーランド訛りの英語が新鮮だった。
ストーリーはマイケル・ジャクソンと父親をヒーロー視していた少年が刑務所から出所した父親と再会し、現実を思い知るというもの。
息子の前でいい格好したい父親、それは普通なのかもしれない。でもあまりに自分のスケールと異なる父親像を見せようとしてもいつかボロが出てしまうもの(本作の父親・アラメインは全員にいい格好したがりだが)
父親に憧れていた息子・ボーイが現実を知った時の表情が切ない。
そして、すべてを知ってか知らずかの弟ロッキーのラストのセリフ「日本はどうだった?」が印象的だったな。