おらんだ

スター・ウォーズ/フォースの覚醒のおらんだのレビュー・感想・評価

4.5
エンドアの戦いから30年後。宇宙では帝国残党「ファーストオーダー」が圧政を敷いていた。ルークは行方をくらませ、反乱軍は必死に彼の行方を捜している。そんな最中、反乱軍の兵士がルークの居場所を示す地図を入手。彼は捉えられるが、その直前に自分のドロイドに地図を託していた。

金曜の18:30に間に合うかどうかわからないのに、一か八かで一応前売購入したものの結局間に合わず、2日のお預けを食らって日曜にようやく鑑賞。無駄にハードル上がった状態で観たけれど…面白い!

私はEPⅣ〜Ⅵの頃にはまだ生まれてないし、EPⅠ〜Ⅲの頃はまだ子供だったのでストーリーもよく理解できず…。他の人に比べれば思い入れも浅いと思う。けれど、それでも味わえる興奮はシリーズそのものが持つ面白さなのか、それとも新監督の手腕によるものなのか。

所謂予習は全くしていない。数年前に一回通しで観ただけ。けれどそれでもわかるオマージュの数々とキャラの関係性。遥か昔に観た名シーンを踏襲した場面を観た時に、過去のシーンが鮮明に浮かび、その印象の深さに驚いた。そうか、それ程までに心に残っている映画だったんだなと。

今作の最大の魅力はキャラクター。ニューカマーも旧作からの続投組もすごく魅力的。まず、主人公のレイ。可愛い。強さを兼ね備えた凛とした女性なんだけど、時折見せる感情を表に出した時の顔がたまらない。後半になれば成る程魅力を増す。
そしてフィン。彼は特に何者でも無い。唯の一兵卒だし、特殊能力もなければさして強くも無い。だけれども誰より必死に頑張る。だからこそ応援したくなる、共感できるキャラ。
一方、敵側のカイロ・レン。ダースベイダーの立ち位置に当たるのだろうけど、彼はそこまで強くない。所謂ワナビー。ベイダーが上から見下ろすタイプなのに対し、彼は下から見上げるタイプのライバル。今作で意外な秘密も発覚し、今後どうなっていくのか一番楽しみ。

旧作の登場人物達も変わらず魅力的。しかし、彼等の今シリーズにおける役割はきっと次世代へバトンを回す事なんだろう。物語を回すのは新世代達になりそうだ。

全体を通して、監督のこれまでの作品へのリスペクトは存分に感じた。数あるオマージュの中で個人的に一番感動したのはカットの切り替わり方。古臭い、昔のスターウォーズの場面の切り替わり方そのものだった。地味だけれど、素晴らしく細かい仕事。ファンならではの物凄い愛を感じた。