きたるな

スター・ウォーズ/フォースの覚醒のきたるなのレビュー・感想・評価

5.0
一言感想「オープニングのBGMで泣きました」
実際に現物を作って撮影したというミレニアムファルコンや
CGを可能な限り排除して作り上げたという宇宙人たち。
最近の映画ではインターステラーがその手法でブラックホールの向こう側を描いたり、ゼログラビティが考え抜かれたカメラワークで宇宙事故の恐怖を描いた。
みたこともない幻想的な映像、というよりは
その場にあるかのようなリアリティがSF映画のトレンドとなっている今、ある意味それと水と油であるスターウォーズが
どのようなルックで新作を作り上げるのか。
虚構の世界だからこそ、小道具の質量にリアリティがある。
CGがだめ、というわけではなく、CGも織り交ぜつつ、
そこには説得力のある世界が広がっていた。
たとえば主人公レイが孤独に暮らす砂漠の星と、敵カイロレンが佇む司令室は同じリアリティラインで語られている。

ep4で主人公ルークが、砂漠で二つの太陽を眺めるシーンと
今作で主人公レイが砂漠のバザーで、テーブルに佇むシーン。
この二つのシーンは同じ引力で釣り合っている。
あるいはEP1でもアナキンは砂漠の中で隠れるように
生きていた。
広大な銀河との対比として語られる砂漠の閉塞感。
寂寥的なこのシーンこそにスターウォーズの原点であると思う。つまりあの砂漠を見て、また号泣しました。

とにかく面白かった。2017年のEP8が楽しみです。