木津毅TsuyoshiKizu

スター・ウォーズ/フォースの覚醒の木津毅TsuyoshiKizuのレビュー・感想・評価

3.3
 この2015年に、「みんなで観る大作映画」があるということ。それはたしかに感心せねばならない事実で、内容はちょっとシリーズ・ファンに気を遣いすぎなのではないかとは思うけれども(あとレジスタンスの人員構成がPC的に配慮し過ぎなんじゃないかとも思うけれども)、そうせねばらななかったんだろうなあ、と。でも、「ねばらなない」からもっと自由な映画が観たいなあと思うのは本音ではあります。しかしJJってなんで、そういう制約に自ら進んで縛られようとするんでしょうね。
 あとはみなさんのご感想・ご批評にお譲りします! みんながひとつの映画について「観た? どう?」って言い合っているのは、やっぱりちょっとほっこりしますね。そうそう、ハン・ソロが「フォースもジェダイも“真実”なんだ」というとき、僕には、「かつてみんなの心をワクワクさせたひとつの“映画”があったんだ」と聞こえたな。そして、本作がこの2015年に――誰もがバラバラに分断されている現在において、「映画」の名の下に観客をひとつにするかは……もう少し待ったほうがいいのかもしれないですね。



年内はこれで最後になると思います。filmarks始めて良かったですよ。映画館ぜんぜんひと入ってないし、若者ぜんぜんいないな!と常日頃プリプリしてたんですが、ここを見ると若いひとが映画けっこう観てるし、語りたがってるんだなーというのが一番の嬉しい発見でした。

では、以下、個人ベスト・リスト(&ワースト)貼っときます~。
※2016年上映作は対象外にしています。

みなさん、よいお年を。あなたが映画とともにあらんことを。

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■ベスト
1.夫婦の危機 (ナンニ・モレッティ)
2.SAINT LAURENT/サンローラン (ベルトラン・ボネロ)
3.あの頃エッフェル塔の下で (アルノー・デプレシャン)
4.サイの季節 (バフマン・ゴバディ)
5.インヒアレント・ヴァイス (ポール・トーマス・アンダーソン)
6.岸辺の旅 (黒沢清)
7.アメリカン・ドリーマー 理想の代償 (J・C・チャンダー)
8.フレンチアルプスで起きたこと (リューベン・オストルンド)
9.イースタン・ボーイズ (ロバン・カンピヨ)
10.コングレス未来学会議 (アリ・フォルマン)

■監督
ナンニ・モレッティ (『夫婦の危機』)

■主演男優
オスカー・アイザック (『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』)

■主演女優
アナイス・ドゥムースティエ (『彼は秘密の女ともだち』)

■助演男優
ネジャット・イシレル (『雪の轍』)

■助演女優
ローラ・ダーン (『わたしに会うまでの1600キロ』)

■新人俳優
ルー・ロワ=ルコリネ (『あの頃エッフェル塔の下で』)

■脚本
アルノー・デプレシャン、ジュリー・ペール (『あの頃エッフェル塔の下で』)

■撮影
フレデリック・ウェンツェル (『フレンチアルプスで起きたこと』)

■編集
ファブリス・ルオー (『SAINT LAURENT/サンローラン』)

■衣装
ルカ・モスカ (『ジョン・ウィック』)

■ソング
あなたとともに / ニコール・クロワジール (『彼は秘密の女ともだち』)

■ゲイ映画
イースタン・ボーイズ

■過大評価
ナイトクローラー (ダン・ギルロイ)

■過小評価
EDEN/エデン (ミア・ハンセン=ラヴ)

■セックス・アイコン
ブラッドリー・クーパー (『アメリカン・スナイパー』)

■爺さん
ベヘルーズ・ヴォスギー (『サイの季節』)

■おじさん
オリヴィエ・ラブルダン (『イースタン・ボーイズ』)

■ワースト
1.ラブ&ピース (園子温)
2.エクソダス 神と王 (リドリー・スコット)
3.ラスト ナイツ (紀里谷和明)
4.マイ・インターン (ナンシー・マイヤーズ)
5.コードネームU.N.C.L.E. (ガイ・リッチー)